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SEM:サーチエンジンマーケティング

本来SEMとは、検索エンジンから自社のWebサイトへの訪問者数を増やすマーケティング手法全般を指していますが、現在はリスティング広告を「SEM」と呼ぶことが一般的です。

リスティング広告 / 検索連動型広告(けんさくれんどうがたこうこく)とは、インターネット広告の一種で、検索エンジンで一般ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告(テキスト形式)のことです。

クリック毎に広告主(クライアント)の費用が課金されること(クリック課金(PPC:Pay Per Click))から「P4P(Pay for Performance)」とも呼ばれています。

リスティング広告はキーワード単位で広告出稿ができるため、検索キーワードに含まれるユーザーの興味・関心を広告の対象にすることができます。

リスティング広告が掲載される媒体は、Yahoo!の「Yahoo!プロモーション広告」とGoogleの「GoogleAdWords」の主に2つです。

SEMが効果的な理由

例えば、Googleに「鱒寿司」「通販」「おとり寄せ」というキーワード入力したユーザにのみ広告を出すことができます。つまり、「鱒寿司を通販でお取り寄せしたい!」という目的を持ているであろうユーザを集めることができます。

クリックされなければ費用はかからない

広告が表示され、クリックされて初めて料金が発生します。折込チラシを例に考えて見ます。折込チラシの場合、当然見られることがなくても広告費用が発生します。しかし、SEMの場合には、見られて初めて広告費が発生します。この違いは明白です。

予算の上限を決められる

SEMでは1日の広告費の上限を設定できるので、予想外の広告費を請求されることはありません。

広告を出す地域を絞れる

来店を目的とする業種の場合、広告を出す地域を指定したいものです。インターネットではエリアを絞った広告を出すことはできないと思われがちですが、SEMでは地域別に広告を出すことができます。

SEM広告管理者が主に行うこと

予算設定

1日にかける上限の予算と、広告が1回クリックされる度に支払う「上限クリック単価」を設定します。できれば半年分の予算を確保して長期戦略で挑みましょう。1ヶ月で成果をあげることはなかなか難しいのが現状です。

こだわるポイント: 半年分の予算を確保して、計画的に運用する。

地域の設定

どの地域にSEM広告を出すのかを設定します。商圏がせまい業種せ日本全国にSEM広告を出すことは、費用対効果の面で絶対に避けるべきです。

こだわるポイント: 自社の商圏に合った地域設定。

キーワードの設定

ユーザがどのようなキーワードを検索した際に広告を出すかという設定です。いかに目的意識の強いユーザを集めるかがポイントです。

こだわるポイント: 目的意識の強いユーザを集める。

広告テキスト

広告のタイトルを説明文を書きます。このタイトルと説明文の内容によって、クリックされる確立も左右されます。

こだわるポイント: クリック率

広告グループの作成

例えば「鱒寿司 お取り寄せ」というキーワードで検索したユーザと「鱒寿司 お花見」と検索したユーザに対し、別々の広告テキストを表示させることができます。検索キーワードによってユーザのニーズを予想することができるので、そのニーズに合った広告テキストを作成します。

こだわるポイント: ユーザごとに最適な広告テキストを出す。

コンバージョン率のチェック

SEM広告をクリックしたユーザが、実際に商品を購入するなどのコンバージョン(商品購入や資料請求など、ウェブサイト上から獲得できる最終成果)につながったかを測定します。いくらクリック率が高いキーワードでも、コンバージョンにつながらなければ何の意味もありません。

こだわるポイント: 結果が出ているキーワードに予算を集中させていく。

SEMは費用対効果が重要

SEMで広告を出す際には、「費用対効果のみで考える」という点を意識します。 SEMはTVCMや新聞広告などと異なり、「企業の信頼度」などは上がらないと考えてもいいでしょう。

顧客獲得単価を計算しよう

1人の顧客を獲得するのにかけられる広告費はいくらでしょうか? こういった経営的な戦略をきちんとたてて、Webサイトに反映させることが大切です。顧客のリピート率や粗利率などのデータを取っていない中小企業は以外にも数多くあります。

Webサイトを成功させるには、こういったWebサイト以外の企業としての基本的な部分がとても大切になります。

顧客獲得単価を表す指標

CPO(注文1件にかかるコスト)

CPO(Cost per Order:コスト・パー・オーダー)は単純に1件の注文を取るためにかかるコストのことです。Webサイトからの注文数と広告費があれば出せるので、手軽にできることからもお勧めです。

【 CPO = 投資額 ÷ 注文数 】

例えば、30万円の広告宣伝費で、200件のオーダーを獲得できるプロモーションを行った場合、このプロモーションのCPOは、1500円ということになる。

数値が小さいほど収益率に優れたプロモーションということになります。

CPR(見込み客を1人見つけるためにかかるコスト)

CPR(Cost Per Response:コスト・パー・レスポンス)は「サンプル請求」「資料請求」「見積もり依頼」など、いわゆる見込み客を1件獲得するためにかかったコストのことです。この指標は契約単価の高い商材に適しています。

サンプル請求後の決定率は営業マンの力量にも左右されるので、見込み客に焦点を絞るCPRを利用すると、Webサイトの効果が正確に測れます。

【 CPR = 投資額 ÷ 見込み客数(「サンプル請求」「資料請求」「見積もり依頼」)】

例えば、30万円の広告宣伝費で、500件の問い合わせが発生するプロモーションを行った場合、
このプロモーションのCPRは、600円ということになります。

数値が小さいほど収益率に優れたプロモーションということになります。

ROI(投資額あたり効果・パーセンテージ表示)

ROI(return on investment:リターン・オン・インベストメント / 投資利益率 / 投資収益率 / )は投資回収率費用対効果が実際にどのぐらいあったかを測る指標です。利益を基に出しますので、よりビジネスに有益な情報指数となります。ただし、実際に計算するのには手間がかかりますので、Webサイトビジネスをより本格的に運営する方に向いています。

【 ROI = 利益 ÷ 投資額 × 100 】

例えば、30万円の広告宣伝費で、ポータルサイトAの広告からは3,000円の商品300個の購入が獲得でき30万円の利益がでた場合、
このプロモーションのROIは、100%ということになります。

数値が大きいほど収益率に優れたプロモーションということになります。