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PHPアプリケーション開発環境構築

Eclipseのダウンロードとインストール

PHP アプリケーションなどの開発を効率化する統合開発環境(IDE)があります。

その中でも、IBM 社が開発した統合ソフトウェア開発環境「Eclipse(エクリプス)」は多くの人に使われています。

2001年にオープンソース化されてから、様々なプラグインが作成され、現在主流となっているプログラミング言語であればどんなものにも対応しています。

インストール前の確認

Eclipse をインストールする前に PC の「対応ビット数」について確認しましょう。

Eclipse のインストーラーをダウンロードする際に必要な情報なので、事前に調べておきます。

「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」で下記画面が表示されるので、赤枠の箇所を確認します。

今回使用するのは、「64ビットオペレーティングシステム」です。

32ビットオペレーティングシステムをお使いの方は、インストーラーをダウンロードする際に「32bit」を選択してください。

なお、今回は Eclipse のインストーラーに「MergeDoc Project」が提供している、「Pleiades All in One」というパッケージを使用します。

通常 Eclipse をインストールすると、日本語化プラグインを導入するまでは表記が英語になりますが、「Pleiades All in One」を使用すると、インストールと同時に日本語プラグインを適用してくれるだけでなく、利用したい言語のプラグインや、Eclipse 動作環境に必須 の Java 系プログラムもインストールしてくれるので便利です。

Pleiadesのインストール

MergeDoc Project にアクセスします。

「Eclipse 4.6 Neon Pleiades All in One」をクリックします。

画面が切り替わったら、プログラミング言語とビット数に合ったものをダウンロードします。今回は、PHP で 64bit となります。

この際、必ず「Full Edition」を選ぶようにしましょう。「Standard Edition」では Java などの Eclipse をインストールするのに必要なツールのインストーラーが入っていません。

ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。
(ダウンロードファイル名:pleiades-e4.3-php-jre_20140321.zip)

ダウンロードするファイルは約 512MB と大きいので、インストールするドライブの空き容量を事前に確認してください。

続いて、ダウンロードした zip ファイルを解凍します。

解凍先は「Cドライブ直下」とします。解凍すると「pleiades」というフォルダができます。

「pleiades」フォルダを開くと、
・eclipse
・xampp
というフォルダがあります。

この xampp は、php 5系ですので、開発する案件に応じて適宜変更してください。

xampp の各ヴァージョンは< https://www.apachefriends.org/jp/download.html >からダウンロードできます。

最初に「xampp」フォルダを開き、「xampp」フォルダ内にある「setup_xampp.bat」をダブルクリックしてください。

このような画面が表示されるので、「続行するには何かキーを押してください」が表示されるまで待ち、表示されたら Enter キーを 1 回押してください。

次に「xampp-control.exe」をダブルクリックしてください。

ここで言語を選択することになりますので、「英語(米国国旗)」を選択し「Save」をクリックしてください。

さらに新しい画面が表示されますので、「Apache」「MySQL」の右横の「Start」ボタンを押して、「Apache」「MySQL」の「PID(s)」と「Port(s)」の欄に数字が割り当てられたことを確認してください。

完了したらWebブラウザを起動し、「http://localhost/」とURL欄に入力してください。

このような画面が表示されたら成功です。

続いて、「pleiades」フォルダ内にある「eclipse」フォルダを開きます。

さらに「eclipse」フォルダ内にある「eclipse.exe」を実行します。

※注意:「eclipsec.exe」という似ている名前のファイルがあるので注意してください

「eclipse.exe」を実行した後、画面が切り替わるまで少々お待ちください。

この画面が表示されたら「OK」ボタンをクリックします。

これで、PHP プラグイン導入済みの Eclipse のインストールが完了しました。
(日本語化も対応しています)

Eclipseを使ってみる

Eclipse の基本的な使い方をご紹介します。

Eclipse を使う際は、事前に下記2つのファイルを実行します。

  • xampp-control.exe
  • eclipse.exe

上記2つのファイルは Eclipse を使う際に必ず実行することになりますので、デスクトップにショートカットを作っておくと便利です。

実行したら、「ファイル」→「新規」→「PHPプロジェクト」を選択します。

新たな画面が表示されたら、各項目を入力します。
(項目は基本的にデフォルトで問題ありません)

今回入力した内容

  • プロジェクト名:test
  • 内容:ワークスペース内に新規プロジェクトを作成(チェックを入れる)
  • PHP バージョンデフォルト PHP 設定を使用(チェックを入れる)
  • プロジェクト・レイアウト:プロジェクトをソース・フォルダとして使用(チェックを入れる)
  • JavaScript サポート:なし(チェックを外す)

項目を入力したら「完了」ボタンを押します。
ここで最初の画面に戻ったら、画面左側に今作った「test」が表示されます。

作成した「test」を選択し、「ファイル」→「新規」→「PHPファイル」を選択します。

この画面が表示されたら、ファイル名を「sample001.php」として「完了」ボタンを押します。

ここでプログラムを書いてみましょう。
今回は下記テストプログラムをコピーして使ってみてください。

sample001.php

<?php
$a = ‘Hello eclise<br>’;
echo $a;
$b = ‘Hello Pleiades All in One 日本語ディストリビューション<br>’;
echo $b;
phpinfo();
?>

プログラムの準備ができたら、実行してみます。

エクスプローラーの中にある「test プロジェクト」の「>」をクリックして、ツリー表示させます。

その中に作成したファイル「sample001.php」がありますので、右クリックして「実行」→「PHP Webアプリケーション」を選択します。

選択後、このように表示されたらテストプログラムの実行は成功です。

PHPスクリプトが文字化けする場合

対策はいくつかあります。

(1) スクリプトの先頭で header 関数を実行する。

スクリプトの先頭で header 関数を実行して文字コードを指定することもできます。応急処置的な対応ですが、確実にそのページの文字化けは解消するはずです。

sample002.php

<?php
header("Content-Type: text/html; charset=utf-8");
$a = "Hello eclise<br>n";
echo $a;
$b = "Hello Pleiades All in One 日本語ディストリビューション<br>\n";
echo $b;
phpinfo();
?>

(2) php.ini のデフォルト設定を編集する。

php.ini の default_charset では、既定の文字コードを指定することができます。コメントになっている場合は、コメントを外して任意の文字コードを指定します。

XAMPP をインストールしたディレクトリ直下の「php」(C:\pleiades\xampp\php)フォルダに、「php.ini」があります。このファイルの以下の記述を編集します。

デフォルトの設定
;date.timezone =
  ↓
変更後の設定
date.timezone=Asia/Tokyo

デフォルトの設定
;mbstring.language = Japanese
↓
変更後の設定
mbstring.language = Japanese

デフォルトの設定
;mbstring.internal_encoding =
↓
変更後の設定
mbstring.internal_encoding = UTF-8

データベースが文字化けする場合。

XAMPPをインストールしたフォルダの下の「mysql」の下の「bin」(C:\pleiades\xampp\mysql\bin)フォルダに、「my.ini」があります。このファイルの以下の記述を追加します。

[client]ブロックに下記の行を追加する
character-set-server=utf8

[mysqld]ブロックに下記の行を追加する
character-set-server=utf8
skip-character-set-client-handshake

[mysqldump]ブロックに下記の行を追加する
character-set-server=utf8

[mysql]ブロックに下記の行を追加する
character-set-server=utf8

xdebugを有効にする

XAMPP のバージョンを XAMPP7.1.x などにアップデートした場合には、xdebug をダウンロードして設置する必要があります。

xdebug のダウンロード
https://xdebug.org/download.php にアクセスして PHP 7.1 VC14 TS (32 bit) を選択します。
xdebug の設置
ダウンロードした php_xdebug-2.5.0-7.1-vc14.dll を C:\pleiades\xampp\php\ext に格納します。
php.ini の編集
以下のように php.ini を編集します。

output_buffering=Off
[XDebug]
zend_extension = "c:\pleiades\xampp\php\ext\php_xdebug-2.5.0-7.1-vc14.dll"
xdebug.remote_enable=1
xdebug.remote_host=localhost
Apatche の再起動
XAMPP のコントロールパネルでApatche を再起動します。